概要
2015年度より材料科学、物性科学、分子科学の3分野に関係する事業として、ポスト「京」で重点的に取り組むべき社会的・科学的課題についての検討委員会によりポスト「京」重点課題アプリケーション開発(重点課題(5)エネルギーの高効率な創出、変換・貯蔵、利用の新規基盤技術の開発、重点課題(7)次世代の産業を支える新機能デバイス・高性能材料の創成)や、ポスト「京」萌芽的課題アプリケーション開発(萌芽的課題 基礎科学の挑戦 - 複合・マルチスケール問題を通した極限の探求)が設立され、さらにJSTの科学技術人材育成コンソーシアムの構築事業として計算物質科学人材育成コンソーシアム事業、元素戦略プロジェクト<研究拠点形成型>も開始されました。
これらの新しいプロジェクトの開始を受け、上記3分野に共通性の高い大規模並列計算を志向したプロジェクトを支援し、各分野コミュニティにおける並列計算の高度化へさらなる取り組みを促すことを目的として東北大学 金属材料研究所、東京大学 物性研究所、自然科学研究機構 分子科学研究所が共同で「計算物質科学スーパーコンピュータ共用事業」を立ち上げることとなりました。
ポスト「京」重点課題・萌芽的課題は2019年度をもって終了しましたが、2020年度からも引き続きこの目的を達成するため、計算資源の提供や計算技術・成果に関する情報交換などを通じて、計算物質科学を主なテーマとする大型プロジェクトの推進を支援していきます。
研究課題
- スーパーコンピュータ「富岳」成果創出加速プログラムのうち計算物質科学スーパーコンピュータ共用事業プロジェクトとして認定を受けた課題に関連する研究
- 計算物質科学人材育成コンソーシアム事業に関連する研究
- 元素戦略プロジェクト<研究拠点形成型>における各プロジェクトに関連する研究
- データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクトのうち計算物質科学スーパーコンピュータ共用事業プロジェクトとして認定を受けた課題に関連する研究
申請資格
- スーパーコンピュータ「富岳」成果創出加速プログラムのうち計算物質科学スーパーコンピュータ共用事業プロジェクトとして認定を受けた課題の課題代表者及び課題分担者
- 計算物質科学人材育成コンソーシアムの次世代若手研究者
- 元素戦略プロジェクト<研究拠点形成型>の4拠点の課題代表者
- データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクトのうち計算物質科学スーパーコンピュータ共用事業プロジェクトとして認定を受けた課題の課題代表者及び課題分担者